2017/08/27

宮澤賢治さんのお誕生日


827日は、詩人であり童話作家の、
宮澤賢治さんのお誕生日です。

私は宮澤賢治さんのお話が好きです。



彼の作品のひとつに、有名な銀河鉄道の夜というのがありますが、
このお話で、なぜだかいつも泣いてしまう部分があるんです。



銀河鉄道の夜は、
こんな風に、学校の授業風景から始まります。

~「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、
乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものが
ほんとうは何かご承知ですか。」

(以下要約です)

先生に銀河についての答えを求められた、いじめられっ子のジョバンニは、
答えが「星」だと云うことが分かっているのに、
どうも上手く答えることが出来ません。

同じく答えを求められた親友のカムパネルラも、
分かっているのに答えません。


「では、よし。」と云って、先生が答えを続け、授業は進んでいきます。


ジョバンニを気の毒がり、答えなかったカムパネルラ。

ジョバンニは、そのカムパネルラにも、自分自身にも、あわれみを感じ、
真っ赤な顔で眼に涙をいっぱいためるのです。~



この冒頭の部分、
いつもこの、ちょっとした場面で涙がポロリとこぼれます。
ここで泣く人ってあまりいないですかね (^_^;)
グッと胸にくる場面は他に色々あるんですけれど、
なぜか私はこのシーンもグッとくる。

銀河鉄道の夜、
ここから壮大に物語が広がっていきますよ。


銀河鉄道の夜って子供の頃に読んだきりだけど。。。
という皆さま結構いらっしゃるんじゃないかと思うんですが、
是非もう一度、銀河鉄道の夜ほか、宮澤賢治作品読んでみて下さい。
昔は興味ないな~と思っていたものでも、
時を経てからの再発見で、宝物になるものってありますよ~



*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*






銀河鉄道の夜、
新潮文庫のブルーのこの表紙は素敵で気に入っています。

古本屋さんで購入したものなんだけれど、
古本って好きなんですよ。
ちょびっと気持ち悪いかな?と思わなくもないけれど(笑)
日焼けした古い本は、
どんな人が読んだのかな、何人の人が読んで何を感じたのかな、
と色々考えるのもなかなか楽しいものです。



*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*





こちらはフランス語版の銀河鉄道の夜。
こちらの表紙もなかなか素敵。

フランス語の勉強用に何年も前に新品で買ったんですが。




ほとんど開いていないから新品のまま、すっごくきれい(笑)
勉強しなさいって話です。


*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*。。*


岩手県に一度行ってみたいなぁ~
イーハトーヴを見てみたい。
宮澤賢治記念館や、小岩井牧場、憧れの岩手県 *´⌣`*

岩手県は今、気温どのくらいなんでしょうね。
私の住む愛知県は、お昼間は暑いものの、
朝夕はずいぶん過ごしやすくなっています。
昨夜なんて、虫の音が聞こえてきましたよ。
もうすぐ秋、読書に最適な季節がやってきますね~


今日は、1896827日生まれの、
宮澤賢治さんのお誕生日でしたので、
少しだけ本のことについて書かせていただきました ♪



ブログランキングに参加中です。
↓ バナーをクリックで、応援よろしくお願いします☺☺☺



にほんブログ村 料理ブログへ